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コラム・記事

復讐

賢者屋キャストTOKYO (キャリア/教育)

7か月前

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    39

大嫌いだった


なんでこいつの息子として生を授かってしまったのかさえ思っていた


そこにある感情は【憎悪】でしかなかった






仕事の関係上午後に家を出て深夜に帰る生活な彼


直接顔を合わすのは休日のみ




なのに顔を合わせる度言うのは




『勉強しろ』


の一言のみ


まして


上機嫌なときは自分の自慢話ばっか



小学生のとき

いくらテストで満点とっても
芸術や作文等で数多の賞状もらっても

野球で活躍しても
それは当たり前のこと

べた褒めされることなんか決してなかった


それでも耐えられていた

それでも嬉しかった


認められた気がして


自分に【意思】というものが確立されていなかったからかもしれない。


いわば言われたことを淡々とこなす
完全にロボットだった



中学校入学したての頃



初めて自分のやりたいことを父親にぶつけた


《野球部に入りたい》

ぶっ飛ばされた




理由は『あんなとこ入ったら勉強できなくなる』

わけがわからなかった


確かにうちの野球部は休みは正月だけだったし練習自体も厳しかった


でも小学校のときも毎日のように学童野球で練習してたし
劇的に生活が変わるわけではないはずだったのに


なぜそこまで勉強にこだわるのか
自由に物事を決めさせてくれないのか
理解の範疇を超えていた


そもそも

勉強なんかさらさら好きではなかった
たまたま《できていただけ》だったのに

あくまで親を喜ばすツールでしかなかった


そんなこんながあり

中学時代は完全に親に心閉ざした、グレた


ろくに会話をした記憶がない


しいてあるとすれば

たまの塾のお迎えの車中で説法聞かされていた時か

学校に親呼び出しくらった時か


そして高校受験期を迎えた


栃木県は特殊で公立で偏差値の高いところは軒並み男女別学だ

相変わらず勉強はできた



でも男子校には死んでも行きたくなかった


てことで偏差値60そこらの共学に行こうとした




言わずもがな

奴はこっぴどく怒った


でも前回とは自分の心情は違った


なぜなら

そうなることがわかっていたから




どうせ男子校以外許してくれない


半ば諦めではないが


でもやすやすと奴の言うこと聞くものか


何かしら自分にもその選択肢を選ぶことで得はないのか


ふと思った


【野球がしたい】


【野球さえできればいい】


【野球ができる環境にいければ男子校でもいいや】



その手がある当時閃いた唯一のアンサー



《交渉してみよう》


初めてそんなことした


今までぶつかってでしかなかった


この時初めて親に対し真正面から向き会えたと思う


真摯に思いを伝えた結果了承を得られた




初めて自分の道を自分で切り開いた瞬間であった

そこでようやく気がついたのだ



こいつしっかりと話し通せば耳を傾けてくれるやつだと




今まで自分が奴から逃げていただけだと

それから少しずつ話せるようになった





努力をするようになった


大学の進路定めるときも
留学すること決めたときも
休学決断したときも信念さえ通せば自分のしたいことに後押しをしてくれる応援してくれる


相変わらず
気に食わないけど

わからず屋だけど
くっっっそむかつくけど

だけど
それは人一倍心配性で、
誰よりも自分のことを大事にしてくれているからだと今は理解できる(だと思っている)そしてその特権を使えるのが有限であることも同時に痛感している


たまに実家に帰って白髪の増えた姿をみるとなんとも言えない



だからこそ


集れるうちにしこたま集ってやる


交渉しまくって自分いいように利用してやる


そして


絶対に元気でいるうちに
奴に自分がお前の息子であることをいい意味で後悔させてやる


それが《奴への最大の恩返しであり奴への最大の仕返し》



さて、
実家に帰って対決する時期がまた来たようだ



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