「an」学生応援コミュニティ <TASUKAKE> supported by 賢者屋

バイト探しはan(アン)

新規登録

ログイン

利用規約個人情報の取り扱いに同意して
SNSアカウントで登録する

  • Twitterでログイン・登録
  • Facebookでログイン・登録
  • LINEでログイン・登録

コラム・記事

日本人なら落語について知っておけ

Chot★Better (メディア)

3か月前

  • 0
  • ページビュー数
    32


「俺饅頭が怖いんだよね~」


「俺はあつーいお茶が怖い」


この会話でビビっときたあなたは第一関門突破といえるだろう。


いわずと知れた古典落語『饅頭怖い』を踏まえた会話である。




世間がこのように落語に造詣が深いといいのだが、落語を踏まえた返しをするたびに友人に「どうした?」といった顔をされる筆者は日々枕を濡らしている。

 

これ以上の犠牲者を出さないよう、落語の有名な言い回しとあらすじを紹介していきたい。

 

レベル1 「このへんで濃いお茶が一杯怖い」


~『饅頭怖い』より~


あらすじ

町人たちの集まりで怖いものを言っていくなか、冷静沈着で知られる男が実は饅頭が怖くて仕方がないと暴露する

いつも冷静沈着な彼が慌てふためくところをみたい町人たちはみんなでお金を出し合って山のように饅頭を買ってきて男のいる部屋に放りこんだ。

しばらくすると部屋の中から

「怖―い。勘弁してくれ。モグモグ。もうだめだ。死んでしまう。モグモグモグ。たすけてくれぇ。モグモグモグモグ。」

怪しいと思った町人たちが部屋を開けるとおいしそうに饅頭を食べている男。

激怒した町人たちが男に本当は何が怖いんだと詰め寄ると男が一言

「このへんで濃いお茶が一杯怖い。」

 

この話はかなり有名な落語なので知っている人が多いのではないだろうか。

いやだと言われると意地悪したくなる人間のS心をうまくついた男が一枚も二枚も上という話だ。

このようなみえみえのフリを見破れない町人たちには、まずダチョウ倶楽部の動画を見てもらうしかないだろう。

読者諸君も饅頭を食べる際にはまず怖がることをぜひ忘れないでほしい。

そうすることによって教養のある人間と思われて人気者になれること間違いなしだ。

え?お前の怖いものは何かって?筆者はこの頃福沢諭吉が怖くて仕方がない。

 

レベル2 「よそう、また夢になるといけねぇ」


~『芝浜』より~


あらすじ
貧乏暮らしの魚屋の勝は仕事でも酒の飲みすぎで失敗続き。

ある日嫁にたたき起こされて市場に向かうも朝が早すぎて市場が開いていない。

仕方なく浜辺を歩いているととんでもない大金が入った財布を拾う。

早速飲み仲間を呼んで宴会を開く。

朝になると嫁が支払いはどうするんだと激怒している。

勝は拾った財布があるから大丈夫だと言い張るが、探してみるとそんなものはない。

嫁に大方うとうとして夢でも見たんだろうといわれ一念発起した勝は断酒して死に物狂いで働き始める。

数年がたち、大きな店を構えることができた勝に嫁があの時の財布の話の真相を告白する。

十両盗めば首が飛ぶといわれる時代、横領がばれれば死罪は免れない。

それを恐れた私は財布を拾得物として役場に届け、おまえさんには夢だと言いくるめておいたのだ。

時がたっても落とし主が現れなかったため、役所からあの時の財布が下げ渡された、と。

話を聞いた勝は自分を真人間に立ち直らせてくれた嫁の機転に深く感謝する。

嫁も、懸命に頑張った勝をねぎらい、久しぶりに酒でもと勧める。

久しぶりの酒を口元まで運んだ勝だったがそこでふと杯を置く。

「よそう。また夢になるといけねぇ。」

 

嫁の思いやりに涙する人情噺である。

多くの噺家は勝が嫁に深く感謝するという結末で演じているが、三代目柳家権太楼は激怒した勝が嫁を容赦なく殴打するという衝撃的な結末を演じたそうだ。

これはこれで人間味が出ていておもしろい

最後のセリフなどは世の中の酒におぼれる大学生にぜひとも聞かせたい一言である。

「昨日の記憶ねぇ卍」なんて言っていてはいけない。

きっぱりと、「飲みません。楽しい思い出が夢になるといけないので。」と断ろう。

そう言われればアルハラの先輩もぐうの音も出ないのである。

 

レベル3 「バールのようなもの」


~『バールのようなもの』より~


あらすじ
強盗がバールのようなもので扉をこじ開けたというニュースを目にした大工の男。

自分が疑われるのではないかと心配し、ご隠居に「バールのようなもの」とはなにかと尋ねにいった。

するとご隠居は、「バールのようなものと言ったらバールじゃないんだ。女のような……といったら男だろ?夢のような……といったら夢じゃないだろ?だからバールのようなものといったらバールじゃないんだ。」と教える。

なるほど曖昧だが実際にはそうではないものに「ようなもの」とつけるのだと納得して男が家に帰ると嫁がおかんむり。

ご隠居のところに行ってきたというのも聞かず、妾のところに行ってきたんだろうと怒っている。

妾だ妾じゃないと論争が続き、ついに男は「あれは妾じゃない、妾のようなものなんだ」と言ってしまう。嫁は激怒し男のおでこを殴りつける。

男はやっとのことで逃げ出し、ご隠居に話が違うじゃないかと抗議した。

話を聞いたご隠居は、「ようなものは基本的に何につけても違うものになるんだが妾にだけはつけたらだめなんだ。しかも妾につけるとむしろ強調されてしまう。」

嘆く主人公にご隠居は、

「それにしてもいったい何で殴られたんだ。」

「へぇ。バールのようなもので。」

 

これは新作落語の名作「バールのようなもの」だ。

古典落語も趣深いが、新作はわかりやすいので初心者にもおすすめである。

知ったかぶりをしているご隠居が出ている話はなかなか面白いので、『薬缶』『ちはやふる』などとあわせてぜひ聞いていただきたい。

読者諸君も彼氏彼女に浮気がばれたら「違うんだ、あれは愛人のようなものなんだ」とぜひいってもらいたい。パートナーにユーモアのセンスがあればきっと笑って許してくれることだろう

 

レベル4 「あぁ、俺は長命だ」


~『短命』より~


あらすじ
「質屋・伊勢屋の婿養子がまた死んだ。これで3度目だ。」とご隠居のところに男が飛び込んできた。

伊勢屋の娘は器量よしで性格も人格者。

おまけに店の経営は順調だから婿に余計な負担がかかるはずもない。

なのにどうして今までの3人ともひどく衰弱して死んでしまったのかと訝しがる男に、ご隠居はおかみさんが美人というのが短命のもとだという。

言葉の意味を理解できない男にご隠居が言う。

「食事時だ。おかみさんがご飯なんかを旦那に渡そうとして、手と手が触れる。そっと前を見る。……ふるいつきたくなるような、いい女だ。……短命だよ。」

男はそれでも何のことかわからない。

「冬に二人でこたつに入る、何かの拍子に手が触れる。すきとおるようなおかみさんの手だ。そっと前を見る。……ふるいつきたくなるような、いい女だ。……短命だよ。」

それでもわからない男にご隠居は『新婚は夜することを昼間する』という川柳をもって説明を試みる。

ようやく理解した男は家に帰った。

この昼時に飯も食わずにどこ行ってたんだと怒る嫁に、男はふと思いつき手渡しでの給仕を頼む。

夫婦の指が触れそっと前を見る……。

男は深くため息をついて
「あぁ、俺は長命だ。」

 

こちらは聡明なご隠居の話である。

伊勢屋の婿たちが早死にしていたのは結局情事過多だったという話。

ご隠居が男に必死で意味を遠回しに伝えようとしているときに、理解した人からじわじわと笑いが広がっていくのもこの話の醍醐味だ。

ここからわかる長生きの秘訣とは美人な奥さんを持たないことである。

だから非リアの男子たちも彼女持ちより長生きできると思って人生の目標を変えればいいのだ。筆者は読者諸君の長寿を心から応援している。

 

ここまで4つの決め台詞を紹介したわけだが気に入ったものはあっただろうか。

日常会話で使ってくれる人が出てきてくれたらこれを書いた価値もある。

本来、記事の最後にはオチのひとつやふたつつけるべきなのだろうが、受験シーズンなのでオチない話として締めさせていただきたい。え?スベってるって?

……とにかくおあとがよろしいようで。

「シェアする」ボタンを押して、
日本人なら落語について知っておけを応援しよう!

シェア数が増えると表示順番があがって
協賛が受けやすくなるよ♪
さらにSNSでシェアすると、協賛確率がUP!

関連団体ニュース

Loading...

このニュースの応援メンバー

この団体をシェアする

Loading...

このニュースをシェアする

Loading...

このイベントをシェアする

Loading...

このキャンペーンをシェアする

Loading...

このページをシェアする

Loading...

おすすめバイト

学生団体・サークルの所属学生にオススメのアルバイト掲載中!